緊急脱出訓練
エコノミークラスへ移動して待っていたのはエンジントラブルで12分後に不時着水するというアナウンス。ここまで和やかだった見学会が真剣モードになった。
画面に不時着までのカウントダウンが始まりました。
一旦シートベルトをはずし座席下の救命胴衣を取り装着。装着後に再度シートベルトを締める。
1分20秒前。不時着時に備え頭を下げる。CAさんが「頭を下げて!ヘッドダウン!」と大声で叫ぶ。
着水。機内の電気が消えて点いて消えて点いて最後には消えた。
右側のドアから脱出を試みるが開かないので左側のドアから脱出。
救命胴衣を膨らませると下が見えないほどになる。貴重な経験をさせていただきました。実は2012年脱出スライドを使った訓練にお誘いいただいたのですが日程が合わず参加できませんでした。経験したかったですね。
最後に記念撮影をしてスペシャル見学会は終了。
羽田空港第1ターミナルまでバスで送っていただけるとの事で帰り支度をしてビル1階へ。そこには、本日お世話になった機長、整備士、CAの方々が。お土産に国際線ファーストクラスのアメニティキットとメッセージ入りのチョコレートを頂きました。バスに乗り込み羽田空港へ。機長、整備士、CAの方々が手を振ってお見送り。運悪くバスは赤信号で停車。寒いなか信号が青に変わりバスが見えなくなるまで手を振り続けて下さいました。
いつも当然のように飛行機はほぼ定刻に出発して当然のように目的地に着くものだと思っているわけですが、その影には多くの人たちの努力があるのだと改めて感じました。また数多くの質問に丁寧に答えていただいた上にプラスαの回答をいただきました。今回のスペシャル見学会をアサインしてくださった方々、対応していただいたJAL社員の方々に感謝感謝です。
最後に数多くの質問をしましたがその中で最も印象的だったものをご紹介します。CAさんに質問した内容です。
質問:「ダブルマイルキャンペーンなどの時期に羽田ー沖縄なので折り返し便に搭乗する人を多く見かけませんでしょうか?(笑)」
回答:「ダブルマイルキャンペーンの時期よりは12月になると折り返し便に搭乗する人を多く見かけます(笑)。」
やはり年末調整をするマイラーが多いことが判明しました。CAさんはちゃんと見てるんですね。